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■早生ミカン出荷スタート

 熊本市河内町のJA熊本市柑橘選果施設で10月30日、早生温州ミカンの選果が始まり、11月1日の売り出しに向けて関東方面を中心に約30㌧を出荷しました。今年産は天候不順で生育遅れが見られますが、地面をマルチシートで被覆する品質向上対策など生産者の努力と9月以降の好天により食味や着色は良好です。
 JA熊本市柑橘部会は424人の生産者がエコファーマーを取得し、安全で高品質の「夢未来みかん」を生産。早生温州は糖度12度以上、クエン酸1%以下の夢未来独自基準をクリアした特選ブランド「夢の恵」をはじめ、レギュラーミカンや完熟ミカンなどを12月中旬まで9500㌧の販売を見込んでいます。
 今後は着果部の区分・適期収穫により品質維持を徹底し、部会集荷企画部・女性部・青年部による消費地での販促PR活動や、市場と連携を密にした計画出荷で有利販売を目指します。
 部会長の東紀巳雄さんは「全生産者がマルチ被覆や基本管理などを徹底し、高品質ミカン作りに取り組んできた。自信を持って消費地に送り出したい」と話します。産地は6月上旬のハウスミカンから5月下旬の中晩柑まで周年栽培を確立。平成23年産全体で2万2500㌧の生産販売を計画します。

品質や着色、生傷などを新型センサーでチェックされる早生温州ミカン