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■トルコギキョウ出荷本番

 紫やピンクなど多彩な花色が魅力のトルコギキョウが、JA熊本市管内で本格的な出荷シーズンを迎えました。
 生育初期の日照不足で平年より10日ほど生育遅れが見られますが、花弁の着色具合など品質は良好です。
 JA熊本市トルコギキョウ部会は「創花道」の愛称で、4人の生産者が1.7㌶(前年比6%増)の加温ハウスで栽培。国内生産が減少する厳寒期に安定供給する産地として、10月中旬から翌年6月下旬まで出荷します。昨年は関東や関西方面を中心に約77万本を出荷しました。
 トルコギキョウの消費拡大と認知度向上を目指し、部会は平成19年の発足初年度から宣伝イベントを毎年開催。生産地の地元から花の魅力を感じてもらおうと、卒業を控えた小学生へのフラワーアレンジメント教室や、地域の老人保健施設には花束を提供しています。
 部会長の原口和大さん(39)は「若い4人で創意工夫しながら、高品質生産と長期安定出荷に努めたい」と意気込みます。JA熊本経済連によると、22年度の県内出荷本数は約517万本で、全国有数の生産量を誇っています。

出荷のため花を選別する原口和大さん(奥)と由美さん夫婦