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■移動販売車 農漁村や山間部へ

 買い物が不便な高齢者や子育て世代の人たちを支援しようと、JA熊本市は移動販売の事業を12月12日から本格的にスタート。農漁村地帯や山間部などを移動販売車「夢未来号」が2台(2㌧・850㌔)1組で駆け巡ります。
 冷蔵機能を備えたトラックには精肉や鮮魚、青果物、乳製品などを積載。同市西南部や河内町の3ルート計36カ所を週2回(日曜・祝日除く)ずつ巡回し、1カ所に約30分停車して販売します。
 初日は同JA中島・天明・飽田支店管内の12カ所を訪問。中原町の公民館前では販売車からの放送を聞きつけた住民らが集い、買い求めました。パンや惣菜を購入した近くの主婦、浅山節子さん(71)は「必要な食材が揃っていて、交通手段の無いお年寄りには便利でありがたい」と話していました。
 JA営農部の宮本英幸移動販売係長(55)は「販売だけでなく御用聞きなども行いながら、利便性向上に努めたい」と話します。JAでは今後、販売地域を順次拡大していく方針です。
 問い合せは同JA移動販売係、℡096(377)1211。

生鮮食品を買い求める地域の住民たち(12日、熊本市で)