1. トップページ
  2. トピックス

■アリウム出番

 花茎を独特の技術で曲げて創り上げるアリウムの出荷が2月15日、熊本市の西南地区で始まり、関西方面を中心に10ケース(1ケース50本)を出荷しました。
 初出荷したのは、しなやかなラインで実物のような花をつける「グリーンベリー」。前年度より約2週間早く、病害の発生もなく例年以上の品質に仕上がりました。
 JA熊本市西部花卉部会は4人の生産者が約80アールでアリウムを栽培。品目は「グリーンベリー」のほか、花の先端が赤色の「おどる丹頂」を主力に「スネークボール」など数種類を手掛けます。品質の高位平準化に向けた定例の現地検討会や、市場調査などを通じて需要に即した生産出荷に取り組んでいます。
 「花は茎の曲がり具合とのバランスなどが価値を左右する」と部会長の松崎武司さん。「新品種導入や商品提案などを行いながら、全国有数のアリウム産地をアピールしたい」と意気込みます。
 4月上旬から5月中旬が最盛期で、6月上旬まで全体で40万本の出荷を計画。札幌や関東、関西、中国地方など全国へ出荷します。

アリウムを生産する松崎部会長(左から2人目)ら4人