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■「肥後のでこなす」出荷本番

 全国有数の生産量を誇る施設栽培のナス「肥後のでこなす」が、熊本市西南部で本格的な出荷シーズンを迎えました。同市会富町のJA熊本市野菜選果施設では1日に約40トンを選果し、関東や東海、関西方面などへ出荷しています。
 JA熊本市茄子部会の農家163戸が73ヘクタール(前年比1.7%増)で栽培。国指定産地の冬春ナスは4、5月が最盛期で、同部会は昨年9月から6月末まで1万1680トン(前年実績比1.9%増)の出荷を計画します。品種は「筑陽」。つやのある濃い紫色の果皮と、実の詰まった果肉が特徴です。
 部会長の甲斐祥文さんは「寒波などの影響もあり出荷量は平年並みの見通し。今後も栽培管理を徹底し、高品質生産と安定出荷に努めたい」と話します。熊本など6県でつくる冬春ナス主産県協議会は4月17日を「なすび記念日」に制定。
 部会では毎年記念日に合わせ、繁華街で行うナスの無料配布や地域の保育園へのナス贈呈など、消費拡大イベントを展開しています。

出荷が本格化しナスを収穫する甲斐部会長