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■農業や食の大切さ地域で学ぼう

 熊本市沼山津の水田で7月1日、「あ・さ・ひ・ば」田んぼの学校が開かれ、地域の小学生親子ら約200人が参加しました。
 伝統的な季節行事を地域一体で取り組み、地域の交流を図り食の大切さへの理解促進を図ろうと、地元秋津地区の農業関係者らでつくる実行委員会が2007年から毎年実施。
 田植えの体験学習では、耐暑性品種「くまさんの力」の苗を植え付けた。子どもたちは水田約10アールに素足で入ると、中央で向かい合うように列を作り手植えを開始。大雨が降る中、子どもたちは一株しか植えることができなかったが、田んぼの土の感触を楽しんでいた。
 各家庭で生育を観察してもらおうと「バケツ稲」講習も行われ、上田徳行さんによる説明の後、古代米「赤米」と「くまさんの力」の苗を無料配布。母親と参加した森綾子ちゃんは「水やりを忘れずバケツ稲の世話を頑張りたい。生長を見るのが楽しみ」と話しました。
 子どもたちは10月下旬に稲刈りと手作業による脱穀も体験し、収穫した新米は給食で味わう予定です。

地域ぐるみで行う「田んぼの学校」