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■麦品質概ね1等と分析

 JA熊本市種子部会は7月10日、2012年産麦種子下見会をJA本店で開きました。生産者や行政、JA農産物検査員ら18人が麦種子サンプルを一皿ずつ手に取り、粒の形や色など麦の品質を見極めました。
 麦種子はJA管内の清水・竜田・健軍地区の生産者21人が54.5ヘクタール(前年比1.2%増)(うち原種2ヘクタール)で栽培。穂の高さが均一で病害が無いなどの要件があるため普通麦とは圃場を区別します。
 今年産麦は、冬の寒波の影響により生育・収穫共に遅れたものの、成熟期の気温が高く概ね好天であったため収量・品質は良好。管内の麦作付面積178.3ヘクタール(同1.1%減)。作柄は長雨後に刈り取った小麦に退色などが見られましたが、概ね1等と分析。収量見込みは10アール当たり約240キロ(同20%増)で、例年並みかそれ以上の収穫量です。
 麦種子の検査は24日から始まり、麦を厳選出荷するため選別時の調整指導を徹底します。

麦種子の品質を分析する生産者ら