1. トップページ
  2. トピックス

■新そばでそば打ち体験

 熊本市畠口町の乙畠営農組合は8月4日、地元の子供会や畠口みのり保育園児ら32人を招き、そば打ち体験・試食会を乙畠公民館で開きました。

 農閑期の水田を有効利用し地産地消や食育、地域内交流を促進しようと同組合が昨年度から春そばを栽培。今年は「春のいぶき」を7ヘクタールに作付けし、6月初旬に収穫。新そばは約360キロのそば粉にしました。

 そば打ちは桝田そば製粉(同市鹿帰瀬町)の今村淳二さん(40)が指導。事前にそば粉と小麦粉に水を加えだんご状にしたものを、子どもたちはビニール袋に入れて足でこねる作業に挑戦。延し棒を使い、「楽しい」と興味津々に手打ちそば作りにも取り組みました。手打ちしたそばはざるそばにして試食。参加者らは新そばの香りや、のど越しを楽しんでいました。

 組合長の松本憲幸さん(63)は「春そば栽培は基幹作物であるノリと水稲生産に影響しない約2カ月間。水田を有効利用し所得向上と地域の活性化につなげていきたい」と話しました。

延し棒を使い、新そばを手打ちする園児ら