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■「くまさんの力」刈り取り開始

 高温耐性に優れた水稲品種「くまさんの力」の刈り取り作業が、10月10日からJA熊本市管内で始まりました。
 白未熟粒の発生など高温障害による米の品質低下に対応するため、JAでは平成21年産から「くまさんの力」を導入。既存品種に比べ品質が安定しており、1等米比率や収量も高まると期待の大きい品種です。
 JA管内の22年産水稲(うるち・もち)は約4000戸の農家が約3000㌶に作付け。この内うるち米の主力品種は「くまさんの力」の約700㌶(前年比583%増)をはじめ、「ヒノヒカリ」約580㌶(同28%減)と「森のくまさん」約130㌶(同70%減)で全体(約2100㌶)の7割弱を占め、「くまさんの力」を大幅に拡大しました。
 JAでは今年産米の検査を19日から開始予定。今年は熊本市内の大型スーパーで行う新米の試食会や、同市と連携した管内農畜産物販促イベントなどで、市民らに味や品質の良さをPRし消費拡大につなげる意向です。

黄金色に実った「くまさんの力」を刈り取る農家(12日、熊本市沼山津で)