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■次世代選果施設で有利販売

 JA熊本市柑橘選果場・次世代型選果施設の起工式が4月6日、同市河内町の建設地で行われ、JAや柑橘部会役員をはじめ地元県議・市議、行政機関や建築施工業者ら約100人が出席しました。極早生温州ミカンの出荷が始まる9月の稼動開始に向け、参加者らは工事の安全と施設の無事完成を祈願しました。

 施設は、電動昇降機のハンドリフトによる荷降しなど高齢化対応荷受設備や、仕分けした果実が箱に落ちる際の衝撃をなくす仕様などのほか、小売用商品製函機を備えたパッケージ室も増設。多様化する販売形態に対応します。増設するのは、カラーグレーダーと内部品質センサー機能を備えた次世代型選果機など約2600平方㍍で、総事業費は約20億4400万円。1日のミカン選果・計測能力は約260㌧。

 式では、施主代表の村上一也JA組合長が「生産者の高齢化や多様化する販売戦略、安全・安心への対応を柱に、選果機能の高度化・効率化・省力化などにより生産者の皆様の役に立ち、柑橘の情報発信拠点として消費者にも支持される選果場を目指していきたい」と呼び掛けました。

神事で祈願するJAや柑橘部会役員ら
“地鎮の儀”で鍬を入れる津田忠雄JA柑橘部会長