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■「くまさんの力」植え付け開始

 高温耐性に優れた水稲品種「くまさんの力」の植え付けが6月24日、JA熊本市管内で始まりました。

 平成22年産作付け計画は、管内の秋津・東部・飽田の共同乾燥調整施設を中心に約700ヘクタール。昨年の120ヘクタール(県全体で250ヘクタール)から6倍近くに面積を拡大しました。

 「くまさんの力」は、気候温暖化による高温障害が原因で米の品質低下を招いている現状に対応するため、熊本県農業研究センター(合志市)が育成。高温条件下でも玄米の白未熟粒発生が少なく品質が安定しており、既存品種に比べ1等米比率や収量も高まると期待されています。

 JA営農部では今後、品質向上に向けた営農指導員による圃場巡回や現地検討会など、生産農家の栽培管理指導を徹底する計画です。

 販売面では、JAグループ熊本は商品名「熊水そだち」のパッケージで統一販売を行います。販売促進を図るため、JA熊本市ではオリジナルシールを作成。シールには、槍を持ち鎧を着た熊本城主である加藤清正をイメージした力強いクマのイラストをあしらいました。

 JAでは、スーパー・量販店などで今年産新米の試食宣伝会なども計画。消費拡大に向けた取り組みを強化し、本格的な流通・販売を手掛ける方針です。

品質・収量とも期待される「くまさんの力」の植え付け